■心理・発達検査に関する器具の紹介■
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WISC-V知能検査(ウィスクスリー)
一般知能を言語性IQ、動作性IQ、全検査IQの3種類のIQと下位検査プロフィールにより正確に測定。 知的発達の状態を評価点プロフィールで表示することで「個人内差」という観点から分析的に診断し、LD(学習障害)児や知能の遅れのある子どもの指導に有効な資料を提供できる。 言語理解、知覚統合、注意記憶、処理速度の4つの郡指数により発達の特徴も把握できる。 原 著 者: David Wechsler 日本版著者: 東 洋、上野 一彦、藤田 和弘 前川 久男、石隈 利紀、佐野 秀樹 出 版 社: 日本文化科学社 |
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田中ビネー知能検査X(ファイブ)
子どもの変化、時代の動きに対応した内容、馴染みのある問題に変更。成人の知能を分析的に測定。発達状態をチェックできる項目を作成。検査用具を全面的に改訂。記録用紙の全面改訂。アセスメントシートの採用でケースカンファレンスにもとても便利。 編 著: 財団法人 田中教育研究所 出版社: 田研出版 |
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WPPSI知能診断検査(ウィプシー)
幼児、精神発達遅滞児向けの精密な知能検査。 また、肢体不自由児、盲児(言語性検査)、ろう児(動作性検査)にも実施可。 6種類の言語性下位検査と5種類の動作性下位検査で構成されていて、言語性IQと動作性IQおよび全検査IQが測定できる。 IQ値のほかに「テスト年齢」も算出できるので、年齢が7歳1ヶ月を超えた精神発達遅滞児にも適用できる。 原 著 者: David Wechsler
日本版著者: 小田信夫、茂木茂八、安富利光、松原達哉 出 版 社: 日本文化科学社 |
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K−ABC心理・教育アセスメントバッテリー(ケーエイビーシー)
子どもの知的活動を、認知処理過程(心理尺度)と知能技能の修得度(教育尺度)に区別して評価し、その子どもの知的活動の発達上の問題やまだ発揮されていない力の発見に重要な資料を提供できる。 健常児や障害のある子どもの内面を、プロフィール分析により詳細に評価。 「実施の手引」「解釈の手引」の2種の手引きにより結果検討が容易。 原 著 者: Alan S.Kaufman, Nadeen L.Kaufman 日本版著者: 松原達哉、藤田和弘、前川久男、石隈利紀 原著出版社: AGS(American Guidance Service,Inc.) 出 版 社: 丸善メイツ株式会社 |
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新訂/自閉症・発達障害児 教育診断検査 日本版 PEP-R Psychoeducational Profile-Revised この検査は質問紙的なものではなく、用具をフルに使って子どもが楽しく遊ぶ場面を直接観察しながら診断ができる。また、「合格」「不合格」のHな低のほかに遊びに取り組もうとする「芽生え」の反応を観察することにより、臨床的に生きた手がかりを得ることができる。実施方法が柔軟性をもっているので、さまざまな子どもの状況に即応できるほか、言葉のない幼児でもかなり長時間にわたって取り組むことが可能である。 原著: エリック・ショプラー Eric Schopler 訳者: 茨木 俊夫(いばらき としお) |